“火矢”の読み方と例文
読み方割合
ひや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよい兵端へいたんを開く時には浜御殿はまごてん、今の延遼館えんりょうかんで、火矢ひやげるから、ソレを相図あいずに用意致せとう市中に布令が出た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
火矢ひやの材木をき切つた天満北木幡町てんまきたこばたまちの大工作兵衛さくべゑなどがそれである。かう云ふ製造は昨晩まで続けられてゐた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
或時は彼、わが鬚の中に爆發物を仕掛け、また或時は其おほゆみよりして、わが上衣の上に火矢ひやを放つ。
錬金道士 (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)