“つた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツタ
語句割合
42.0%
27.2%
15.9%
11.6%
1.2%
0.9%
0.3%
0.3%
0.3%
都多0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたかづらおもふがまゝに這纏はひまとふたもん年中ねんぢゆうあけぱなしでとぢたことなく
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
マヌエラは足もとをすくわれてずでんと倒れたが、夢中でつたにすがりつきほっと上をみると、今しも森が沈んでゆくのだ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは、代々だいだいからの神経しんけいつたわっている本能的ほんのうてきのおそれのようにもおもわれました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのとき、母親ははおやから、なみだちて、黄色きいろなほおをつたって、まくらをぬらしたのです。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは、まへ神武天皇樣方じんむてんのうさまがた御歌おうたよりも、もっと名高なだかく、つたはつてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
はゝかれた嬰兒あかごこゑは、ことあはれなひゞき川風かはかぜつたへた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ところがいよいよ籤を引いてから、運つたなかったほうの娘は、やすやすとその決定を承知しようとしなかった。
人間はいかほどに卑しくつたなくありとも、天地至妙の調和は、之によりて毀損きそんせらるゝことなきなり。
万物の声と詩人 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
つたからむ、いばらとげは袖を引く、草の実は外套からズボンから、地の見えぬまで粘りつく。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
町もつじも落ち葉が散り敷いて、古い煉瓦れんがの壁には血の色をしたつたがからみ、あたたかい日光は宮城の番兵のかぶとに光っておりました。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
北側の木立に交つて柿の紅葉やつたの紅葉が猶一團の色を殘して初冬の畫幅に點精を畫いた。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
しかれども忘れられたる古墳を尋ねとむらはんには、秋の彼岸にはひあし既に傾きやすく、やうやうにして知れがたき断碑を尋出して、さて寺の男に水運ばせこけを洗ひつたはがして漫漶まんかんせる墓誌なぞ読みまた写さんとすれば
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
後葉のちのよつたへむとおも
つたの葉の向うよ。ほらほら、葉がガサガサ動いているわ。……」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頬をつたいてきらめくものは涙なるかも。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
一首の意は、この風で浪が荒く立つだろうと、心配して様子を見ながら、都多つたの川口のところに船を寄せて隠れておる、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かぜけばなみたむと伺候さもらひ都多つた細江ほそえうらがくり 〔巻六・九四五〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)