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蘿
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つた
ふりがな文庫
“
蘿
(
つた
)” の例文
あたり總てが如何にも清潔で、たしなみのよい手古奈の平生が能く茲に現はれて居る。北側の木立に交つて柿の紅葉や
蘿
(
つた
)
の紅葉が猶一團の色を殘して初冬の畫幅に點精を畫いた。
古代之少女
(旧字旧仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
さて寺の男に水運ばせ
苔
(
こけ
)
を洗ひ
蘿
(
つた
)
を
剥
(
はが
)
して
漫漶
(
まんかん
)
せる墓誌なぞ読みまた写さんとすれば、衰へたる日影の
蚤
(
はや
)
くも
舂
(
うすつ
)
きて
蜩
(
ひぐらし
)
の
啼
(
な
)
きしきる声
一際
(
ひときわ
)
耳につき、読難き文字更に読難きに苦しむべし。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
奢を
恣
(
ほしいま
)
まにせば
熊掌
(
ゆうしやう
)
の炙りものも
食
(
くら
)
ふに
美味
(
よきあぢ
)
ならじ、足るに任すれば
鳥足
(
てうそく
)
の繕したるも纏ふに
佳衣
(
よききぬ
)
なり、ましてや
蘿
(
つた
)
のからめる窓をも捨てゞ月我を
吊
(
とむら
)
ひ、松たてる軒に来つては風我に戯る
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“蘿(ヒカゲノカズラ)”の解説
ヒカゲノカズラ(日陰鬘、日陰蔓、学名:Lycopodium clavatum)は、ヒカゲノカズラ植物門に属する代表的な植物である。蘿(かげ)という別称もある。広義のシダ植物ではあるが、その姿はむしろ巨大なコケを思わせる。
(出典:Wikipedia)
蘿
漢検1級
部首:⾋
22画
“蘿”を含む語句
松蘿
蘿蔔
葛蘿
蔦蘿
胡蘿蔔
女蘿
松風庵蘿月宗匠
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蘿月宗匠
薜蘿
大蘿蔔頭
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