“蔦蘿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つたかずら66.7%
つたかづら16.7%
つたがづら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は草木や蔦蘿つたかずらを腕一ぱいにきのけながら、時々大きな声を出して、うなって行く風雨に答えたりした。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
媼は痩せたるひぢさし伸べて、洞門をおほへる蔦蘿つたかづらとばりの如くなるを推し開くに、外面とのもは暗夜なりき。濕りたる濃き霧は四方の山岳をめぐれり。
われは又蔦蘿つたがづらの壁にまとひ屋根にまとへる、小さなる石屋いはやを見たり。是れ實にわが少時の天地なりしなり。門の戸は開けり。