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蔦蘿
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つたかづら
ふりがな文庫
“
蔦蘿
(
つたかづら
)” の例文
媼は痩せたる
臂
(
ひぢ
)
さし伸べて、洞門を
掩
(
おほ
)
へる
蔦蘿
(
つたかづら
)
の
帳
(
とばり
)
の如くなるを推し開くに、
外面
(
とのも
)
は暗夜なりき。濕りたる濃き霧は四方の山岳を
繞
(
めぐ
)
れり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
一行はアルバノの山を
踰
(
こ
)
えたり。カムパニアの
曠野
(
ひろの
)
は我前に
横
(
よこたは
)
れり。道の傍なる、
蔦蘿
(
つたかづら
)
深く
鎖
(
とざ
)
せるアスカニウスの
墳
(
つか
)
は先づ我眼に映ぜり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
われは
却歩
(
あとしざり
)
して、高き圓柱の上に、
木梢
(
こずゑ
)
と
蔦蘿
(
つたかづら
)
とのおほひをなしたるところに出でぬ。石がきの面をばあやしき影往來す。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
蔦
漢検準1級
部首:⾋
14画
蘿
漢検1級
部首:⾋
22画
“蔦蘿”で始まる語句
蔦蘿雑草
蔦蘿雜草