“却歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あとしざり50.0%
きゃくほ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われは却歩あとしざりして、高き圓柱の上に、木梢こずゑ蔦蘿つたかづらとのおほひをなしたるところに出でぬ。石がきの面をばあやしき影往來す。
万々一もこの二流抱合のきざしを現わすことあらば、文明の却歩きゃくほは識者をまたずして知るべし。これすなわち禍の大なるものなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)