“笞刑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちけい87.5%
たいけい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一に「密通」の禁があって、それを犯した者は死ぬまでの笞刑ちけいに処された。罪人の子孫を殖やさないため、特に重刑を科したらしい。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
十字架はローマの法律による極刑であり、これに処する犯人に対しては、十字架につける前に、付加刑として笞刑ちけいを加える定めであった。
そしてやはり黙ったまま陰鬱いんうつに規則的にそこを歩き回って、笞刑たいけいを受ける兵士のように五分間ごとに男の嘲罵ちょうばの的となっていた。
イワンは笞刑たいけいを加へられた上、流罪にされることになりました。それでまづむちでもつて半死はんじにになるまでぶたれました。
ざんげ (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)