“半死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんし75.0%
はんじに25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洪水こうずゐつたあとは、丁度ちやうど過激くわげき精神せいしん疲勞ひらうからにはか老衰らうすゐしたものごとく、半死はんし状態じやうたいていした草木さうもくみな白髮はくはつへんじてちからない葉先はさき秋風あきかぜなびかされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
上流かわかみの毒汁が幾分いくぶんでも流れ込んでいるので、もう五つ六つの鱣が腹をかえして片泳かたおよぎをしていた。そこにもまた皮粕を入れた。山女や岩魚いわながまた七八尾半死はんしになって浮いて来た。
岩魚の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
イワンは笞刑たいけいを加へられた上、流罪にされることになりました。それでまづむちでもつて半死はんじにになるまでぶたれました。
ざんげ (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)