“契約”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいやく50.0%
ギャランテー10.0%
パクト10.0%
かため10.0%
ちきり10.0%
ちぎり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お殿様は昔のことです。今日では知人にすぎません。まったく対等ですよ。特別の契約けいやくを結ばないかぎり、権利けんり義務の関係はありません」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三日で行けるケチカンかジュノオあたりがせいぜいで、こんな荒っぽい契約ギャランテーに出てくる向う見ずなやつは一人もいない。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
だが、とうていそれだけでは、儂とメフィストとの契約パクトが……。いや、恐らくいまに儂は、貴方の衒学ペダントリーさに嘔吐へどを吐きかけるに至るでしょう
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
花車ははるかに此の様子を聞いて、惣次郎とはもとより馴染なり兄弟分の契約かためを致した花車でございますから心配しておりまする。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
せて主從しゆうじう契約ちきりむすびぬ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一個ひとつ取らせて主従しゅうじゅう契約ちぎりを結びぬ
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)