“ちぎり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.9%
6.7%
契約2.2%
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しづく餘波あまりつるにかゝりて、たますだれなびくがごとく、やがてぞ大木たいぼく樹上きのぼつて、こずゑねやさぐしが、つる齊眉かしづ美女たをやめくもなかなるちぎりむすびぬ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そしてこの二人が、いつごろ何処どこで夫婦のちぎりを云ひ交したか……それも水の低きにつくごとく極めて自然な落着として今さらせんぎの必要もありませんでせう。
秋の夜がたり (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
一個ひとつ取らせて主従しゅうじゅう契約ちぎりを結びぬ
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
かれその八上比賣は先のちぎりのごとみとあたはしつ二〇。かれその八上比賣は、て來ましつれども、その嫡妻むかひめ須世理毘賣をかしこみて、その生める子をば、木のまたに刺し挾みて返りましき。