“俣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
また80.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙梅日記せんばいにっき』には駿州うめしませんまたの旅行において、一人の案内者が山中さんに話した。雪の後に山男の足跡を見ることがある。二尺ほどの大足である。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其日は三ツまたといふえきに宿り、次日暁をおかして此山の神職にいたり、おの/\はらひをなし案内者をやとふ。
安ものばかりであるのは言うをたない。私はこの朝市のお蔭で、一層丹波の焼物にも親しむことが出来た。
京都の朝市 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
菊五郎の松王丸、「やれたれよ玄蕃殿」と声かけ駕籠かごより出で、左手に刀をき、下手の床几しょうぎにかかり「助けて返す」にて咳入り「つら改めて」にて右手を懐に入れ、後へ体をのしてきまる。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)