“水俣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなまた80.0%
みずまた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賊軍前衛の別府隊は、今夜、水俣みなまたに宿泊し、あすは川尻まで前進するかと思われます。第六第七の二箇大隊で、千六百人の主力です。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即ち明治天皇陛下が即位式そくいしきを挙げ玉うた年、初めて京都から東京に行幸みゆきあった其月東京を西南にる三百里、薩摩に近い肥後葦北あしきた水俣みなまたと云う村に生れたのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
両軍とも、鉄砲組を前に立てるいとまもなかったので、甲州勢は、その最前線に「水俣みずまたもの」とよぶ軽士隊を出し、さかんに石つぶてをほうらせていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水俣みずまたものにあしらわせて、わざとこっちの怒りを誘おうとする策であろう」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)