水俣みなまた)” の例文
賊軍前衛の別府隊は、今夜、水俣みなまたに宿泊し、あすは川尻まで前進するかと思われます。第六第七の二箇大隊で、千六百人の主力です。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即ち明治天皇陛下が即位式そくいしきを挙げ玉うた年、初めて京都から東京に行幸みゆきあった其月東京を西南にる三百里、薩摩に近い肥後葦北あしきた水俣みなまたと云う村に生れたのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
水俣みなまたは昔から風俗のよい処、高山彦九郎が蘇峰先生の曽祖父につれられて、陣の坂を通るをり、道端の大石に、小石が山のやうに積みあげてあるのを見て不審したら
石を積む (新字旧仮名) / 別所梅之助(著)
肥後葦北あしきた水俣みなまた村大字袋
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私は九州肥後の葦北あしきた水俣みなまたという海村に生れ、熊本で成長し、伊予の今治、京都と転々てんてんして、二十二歳で東京に出で、妻は同じ肥後の菊池郡隈府わいふという山の町に生れ、熊本に移り、東京に出で
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)