“二俣城”の読み方と例文
読み方割合
ふたまたじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
交通路の確保にはもっとも注意し、十月の末近くまでに、その方面の守備をととのえ、また天龍川の二俣城ふたまたじょうの抑えに、援軍と軍器食糧などを増派しておいて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長篠の合戦に勝った徳川家康は、この機会に武田氏の勢力を駆逐すべく、軍をめぐらして二俣城ふたまたじょうを攻め、光明寺城を抜き、七月には諏訪すわはらじょうを陥しいれ、さらに高天神へとほこを向けた。
日本婦道記:萱笠 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
信玄はその本陣を江台島えだいしまにうつし、一方、伊奈いな四郎勝頼、穴山梅雪あなやまばいせつなどの一手を、二俣城ふたまたじょうへ向けて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)