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俣
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また
ふりがな文庫
“
俣
(
また
)” の例文
『
仙梅日記
(
せんばいにっき
)
』には駿州
梅
(
うめ
)
ヶ
島
(
しま
)
・
仙
(
せん
)
ヶ
俣
(
また
)
の旅行において、一人の案内者が山中さんに話した。雪の後に山男の足跡を見ることがある。二尺ほどの大足である。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
其日は三ツ
俣
(
また
)
といふ
駅
(
えき
)
に宿り、次日暁を
侵
(
おか
)
して此山の神職にいたり、おの/\
祓
(
はらひ
)
をなし案内者を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そこで大勢の神が求めて追つて來て、矢をつがえて乞う時に、木の
俣
(
また
)
からぬけて逃げて行きました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
羽毛のような雪を浮かべて
量
(
かさ
)
を増した三
俣
(
また
)
の瀬へ、田安殿の邸の前からざんぶとばかり、水煙りも白く身を投げた荷方の仙太郎は、岸に立って喚いた彦兵衛の御用の声に
釘抜藤吉捕物覚書:10 宇治の茶箱
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
泊まったのは、
二
(
に
)
の
俣
(
また
)
の
小舎
(
こや
)
である。
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
▼ もっと見る
其日は三ツ
俣
(
また
)
といふ
駅
(
えき
)
に宿り、次日暁を
侵
(
おか
)
して此山の神職にいたり、おの/\
祓
(
はらひ
)
をなし案内者を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
数の観念がこれに加わっても一ノ沢・二ノ
俣
(
また
)
というような名で済ましておくのである。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
かのヤガミ
姫
(
ひめ
)
は前の約束通りに婚姻なさいました。そのヤガミ姫を
連
(
つ
)
れておいでになりましたけれども、お
妃
(
きさき
)
のスセリ姫を恐れて生んだ子を木の
俣
(
また
)
にさし挾んでお歸りになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ここに八十神
覓
(
ま
)
ぎ追ひ
臻
(
いた
)
りて、矢刺して乞ふ時に、木の
俣
(
また
)
より
漏
(
く
)
き逃れて
去
(
い
)
にき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かれその八上比賣は先の
期
(
ちぎり
)
のごとみとあたはしつ
二〇
。かれその八上比賣は、
率
(
ゐ
)
て來ましつれども、その
嫡妻
(
むかひめ
)
須世理毘賣を
畏
(
かしこ
)
みて、その生める子をば、木の
俣
(
また
)
に刺し挾みて返りましき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“俣”の意味
《名詞》
(また)道や川などが、2方向に分岐するところ。
(出典:Wiktionary)
俣
漢検準1級
部首:⼈
9画
“俣”を含む語句
川俣
水俣
小俣
二俣
三俣
八俣
手俣
木俣
小出俣
大俣
相俣
二俣尾
二俣城
猪俣範直
猪俣党
猪俣
洲俣川
河俣
竹俣
楢俣
...