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約
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ちぎり
ふりがな文庫
“
約
(
ちぎり
)” の例文
秋成の「雨月物語」は、ぼくの少年時の愛読書の一つだが、あの中でも「
蛇性
(
じゃせい
)
の
婬
(
いん
)
」「菊花の
約
(
ちぎり
)
」「白峯」の三篇がわけてすぐれている。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてこの二人が、いつごろ
何処
(
どこ
)
で夫婦の
約
(
ちぎり
)
を云ひ交したか……それも水の低きにつくごとく極めて自然な落着として今さらせんぎの必要もありませんでせう。
秋の夜がたり
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
永く
居
(
を
)
りて
益
(
やう
)
なきを思ひて、賢弟が菊花の
約
(
ちぎり
)
ある事をかたりて去らんとすれば、経久
怨
(
うら
)
める色ありて、丹治に
令
(
れい
)
し、吾を
九九
大城
(
おほぎ
)
の外にはなたずして、
遂
(
つひ
)
にけふにいたらしむ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
かの
六〇
八雲たつ国は
六一
山
陰
(
ぎた
)
の
果
(
はて
)
にありて、ここには百里を
隔
(
へだ
)
つると聞けば、けふとも定めがたきに、其の
来
(
こ
)
しを見ても
六二
物すとも
遅
(
おそ
)
からじ。左門云ふ。赤穴は
信
(
まこと
)
ある
武士
(
もののべ
)
なれば必ず
約
(
ちぎり
)
を
誤
(
あやま
)
らじ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
一
菊花
(
きくくわ
)
の
約
(
ちぎり
)
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“約”の意味
《名詞》
(ヤク) 約束すること。とりきめ。誓い。
(ヤク) 縮めたもの。短縮すること。
(ヤク) 約音の略称。
《動詞》
約する(ヤク-す、ヤク-する サ変動詞)
(ヤク) 約束する。
(ヤク) つづめる。縮める。短縮する。
(ヤク) 約分する。
(出典:Wiktionary)
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
“約”を含む語句
誓約
倹約
大約
契約
約束
約定
節約
盟約
儉約
要約
約翰
倹約家
婚約
隠約
違約
新約全書
破約
約百
綽約
新約聖書
...