トップ
>
隠約
ふりがな文庫
“隠約”のいろいろな読み方と例文
旧字:
隱約
読み方
割合
いんやく
83.3%
ほのぼの
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんやく
(逆引き)
しかし「コロンバ」は
隠約
(
いんやく
)
の間に彼自身を語ってはいないであろうか? 所詮告白文学とその他の文学との境界線は見かけほどはっきりはしていないのである。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
谷から谷へ枝から枝へ飛び移って啼く鳥の心を
隠約
(
いんやく
)
の
裡
(
うち
)
に語っている生前彼女がこれを奏でると天鼓も
嬉々
(
きき
)
として
咽喉
(
のど
)
を鳴らし声を
絞
(
しぼ
)
り絃の音色と技を競った。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
隠約(いんやく)の例文をもっと
(5作品)
見る
ほのぼの
(逆引き)
夜すがら
両個
(
ふたり
)
の運星
蔽
(
おほ
)
ひし
常闇
(
とこやみ
)
の雲も晴れんとすらん、
隠約
(
ほのぼの
)
と
隙洩
(
すきも
)
る
曙
(
あけぼの
)
の影は、玉の
緒
(
を
)
長く座に入りて、光薄るる
燈火
(
ともしび
)
の
下
(
もと
)
に並べるままの茶碗の
一箇
(
ひとつ
)
に、
小
(
ちひさ
)
き
蛾
(
が
)
有りて、落ちて浮べり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
隠約(ほのぼの)の例文をもっと
(1作品)
見る
“隠約”の意味
《名詞》
隠 約(いんやく)
はっきりと見分けにくいこと。
簡単な言葉であるが表現が奥深いこと。
(出典:Wiktionary)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
“隠”で始まる語句
隠
隠匿
隠岐
隠蔽
隠密
隠袋
隠家
隠居
隠遁
隠棲
“隠約”のふりがなが多い著者
村井弦斎
徳富蘇峰
尾崎紅葉
谷崎潤一郎
北原白秋
芥川竜之介