“隱約”の読み方と例文
新字:隠約
読み方割合
いんやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが節分(せつぶん)の晩(ばん)である。大都會(だいとくわい)の喧騷(けんさう)と雜音(ざつおん)に、その日(ひ)、その日(ひ)の紛(まぎ)るゝものは、いつか、魔界(まかい)の消息(せうそく)を無視(むし)し、鬼神(きじん)の隱約(いんやく)を忘却(ばうきやく)する。……
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其(そ)れ故(ゆゑ)彼等(かれら)は隱約(いんやく)の間(あひだ)に巧妙(かうめう)な手段(しゆだん)を施(ほどこ)さうとして其處(そこ)に工夫(くふう)が凝(こら)されるのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)