“齊眉”の読み方と例文
新字:斉眉
読み方割合
かしづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しづく餘波あまりつるにかゝりて、たますだれなびくがごとく、やがてぞ大木たいぼく樹上きのぼつて、こずゑねやさぐしが、つる齊眉かしづ美女たをやめくもなかなるちぎりむすびぬ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あに元太郎もとたらう至極しごく實體じつていで、農業のうげふ出精しゆつせいし、兩親りやうしん孝行かうかうつくし、まづしいなかにもよく齊眉かしづき、ひとづきあひは義理堅ぎりがたくて、むらほめものなのであるが、次男じなん小助こすけうまれついたのらくらもの。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)