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契約
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けいやく
ふりがな文庫
“
契約
(
けいやく
)” の例文
「お殿様は昔のことです。今日では知人にすぎません。まったく対等ですよ。特別の
契約
(
けいやく
)
を結ばないかぎり、
権利
(
けんり
)
義務の関係はありません」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
左樣の人なるか
某
(
それがし
)
も此度
據
(
よんどころ
)
なき事にて九州へ下るなれ共此用向の
濟
(
すみ
)
次第
(
しだい
)
に是非とも
關東
(
くわんとう
)
へ下向の心得なれば
其節
(
そのせつ
)
は立寄申べしと
契約
(
けいやく
)
し其場は
別
(
わかれ
)
たり
扨
(
さて
)
寶澤は九州
路
(
ぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「ふむ。では
契約
(
けいやく
)
した。学生が待っているから、
早速
(
さっそく
)
標本
(
ひょうほん
)
になってもらおう。こっちへ来なさい」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かくのごとき場合には
契約
(
けいやく
)
の両者が依然として独立の心を失わぬのである。また身は一見
縛
(
しば
)
られているようであるが、一方の
嫌
(
いや
)
というのを縛るのでなく、自由の契約である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
糸子
(
いとこ
)
も
間
(
あ
)
ひの
襖
(
ふすま
)
の
際
(
きは
)
にぴつたりと
身
(
み
)
を
寄
(
よ
)
せつあやしのことよと
耳
(
みゝ
)
そばだつれば、
松野
(
まつの
)
例
(
れい
)
に
似
(
に
)
ぬ
高調子
(
たかてうし
)
に
然
(
さ
)
らば
聞
(
き
)
かし
參
(
まゐ
)
らせん
御歸邸
(
ごきてい
)
のうへ
御主君
(
ごしゆくん
)
、
殊
(
こと
)
に
緑君
(
みどりくん
)
に
御傳
(
おつた
)
へ
願
(
ねが
)
ひたし、
糸子
(
いとこ
)
が
契約
(
けいやく
)
の
良人
(
をつと
)
とは
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
得る事大望成就の
吉瑞
(
きつずゐ
)
なりと云ば天忠は早々御對面ありて主從の
契約
(
けいやく
)
あるべしと
相談
(
さうだん
)
茲
(
こゝ
)
に一決し天忠は
次
(
つぎ
)
へ
退
(
しり
)
ぞき伊賀亮に申樣只今先生の事を申上しに天一坊樣にも先生の
大才
(
だいさい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
盡すべし
率
(
いざ
)
主從の
契約
(
けいやく
)
盃盞
(
さかづき
)
遣
(
つかは
)
さんと云ばこの時
兼
(
かね
)
て用意の
三寶
(
さんばう
)
に
土器
(
かはらけ
)
を
載
(
のせ
)
藤井左京持出て天一坊の前に
差置
(
さしおけ
)
ば土器取あげ一
獻
(
こん
)
を
飮干
(
のみほし
)
て伊賀亮へ
遣
(
つかは
)
す時に伊賀亮は
頭
(
かしら
)
を
上
(
あげ
)
つく/\と天一坊の
面貌
(
めんばう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“契約”の解説
契約(けいやく、la: pactum, fr: contrat, en: contract)とは、複数の者の合意によって当事者間に法律上の権利義務を発生させる制度で、合意のうち法的な拘束力を持つことを期待して行われるもののこと。贈与・売買・交換・賃貸・請負・雇用・委任・寄託など、「誰が誰のために、何を幾らでどのようにする。不履行となった場合はどのようにする」のかを定めるものが多い。
(出典:Wikipedia)
契
常用漢字
中学
部首:⼤
9画
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
“契約”で始まる語句
契約書
契約破棄