“松野”の読み方と例文
読み方割合
まつの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すこしとおいけど、ひとんでいないれた屋敷やしきで、おおきなくりのがあるの。学校がっこうかえりに、松野まつのさんがつれていってくれたのよ。」
夕雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
年五十九である。四女とめが家を継いだ。今東京神田裏神保町じんぼうちょうに住んで、琴の師匠をしている平井松野まつのさんがこのとめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ついこのあいだまで、大学でドイツ文学をおしえていた。ここにおられるのは松野まつのさんという、ミシン製造会社の社長さんで、やはり惣右衛門の子孫だ。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)