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松野
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まつの
ふりがな文庫
“
松野
(
まつの
)” の例文
「すこし
遠
(
とお
)
いけど、
人
(
ひと
)
の
住
(
す
)
んでいない
荒
(
あ
)
れた
屋敷
(
やしき
)
で、
大
(
おお
)
きなくりの
木
(
き
)
があるの。
学校
(
がっこう
)
の
帰
(
かえ
)
りに、
松野
(
まつの
)
さんがつれていってくれたのよ。」
夕雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年五十九である。四女とめが家を継いだ。今東京神田裏
神保町
(
じんぼうちょう
)
に住んで、琴の師匠をしている平井
松野
(
まつの
)
さんがこのとめである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ついこのあいだまで、大学でドイツ文学をおしえていた。ここにおられるのは
松野
(
まつの
)
さんという、ミシン製造会社の社長さんで、やはり惣右衛門の子孫だ。
怪奇四十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今
(
いま
)
我
(
わ
)
れ
松野
(
まつの
)
を
捨
(
す
)
てゝ
竹村
(
たけむら
)
の
君
(
きみ
)
まれ
誰
(
た
)
れにまれ、
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
を
开所
(
そこ
)
と
定
(
さ
)
だめなば
哀
(
あは
)
れや
雪三
(
せつざう
)
は
身
(
み
)
も
狂
(
きやう
)
すべし、
我
(
わが
)
幸福
(
かうふく
)
を
求
(
もと
)
むるとて
可惜
(
あたら
)
忠義
(
ちうぎ
)
の
身
(
み
)
世
(
よ
)
の
嗤笑
(
ものわらひ
)
にさせるゝことかは
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そこで、追っ手の人々は、邸外の警官隊を助けるために、庭をひきあげたのですが、ただひとり、
松野
(
まつの
)
という自動車の運転手だけが、まだ庭の奥にのこっていました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
何
(
なに
)
は
置
(
お
)
きて
御
(
おん
)
さげすみ
恥
(
はづ
)
かしゝ、
睦
(
むつ
)
ましかりしも
道理
(
だうり
)
、
主從
(
しうじゆう
)
とは
名
(
な
)
のみなりしならんなど、
彼
(
か
)
の
君
(
きみ
)
に
思
(
おも
)
はれ
奉
(
たてまつ
)
らん
口惜
(
くちを
)
しさよ、
是
(
これ
)
も
誰
(
た
)
れ
故
(
ゆゑ
)
雪三
(
せつざう
)
故
(
ゆゑ
)
なり、
松野
(
まつの
)
が
邪心
(
じやしん
)
一ツゆゑぞ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さりとて
是
(
こ
)
れにも
隨
(
した
)
がひがたきを、
何
(
なに
)
として
何
(
な
)
にとせば
松野
(
まつの
)
が
心
(
こゝろ
)
の
迷
(
まよ
)
ひも
覺
(
さ
)
め、
竹村
(
たけむら
)
の
君
(
きみ
)
へ
我
(
わ
)
が
潔白
(
けつぱく
)
をも
顯
(
あか
)
されん、
何方
(
いづれ
)
にまれ
憎
(
に
)
くき
人
(
ひと
)
一人
(
ひとり
)
あらば、
斯
(
か
)
くまで
胸
(
むね
)
はなやまじを
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“松野”で始まる語句
松野雪三
松野殿
松野文之助
松野豊後守