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焦
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ぢ
ふりがな文庫
“
焦
(
ぢ
)” の例文
おつぎは
焦
(
ぢ
)
れて
邪險
(
じやけん
)
に
與吉
(
よきち
)
をゆさぶることもあつた。それで
與吉
(
よきち
)
は
遂
(
しまひ
)
には
砂糖
(
さたう
)
を
口
(
くち
)
にしながらすや/\と
眠
(
ねむ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「私、おはなしが濟んだらお好きな程
焦
(
ぢ
)
らしたり怒らせたりして差上げます。でも、お
終
(
しま
)
ひまで聞いてね。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
この
焦
(
ぢ
)
れつたい物語は、中村君一流の甘つたれた調子で諄々と語られるのであるが、それを上の空で聞いてゐると、時々、坊つちやん臭い洒落が耳に残るくらゐで
中村・阪中二君のこと
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「だつて、
貴方
(
あなた
)
だつて、生涯
一人
(
ひとり
)
でゐる気でもないんでせう。さう我儘を云はないで、
好
(
い
)
い加減な所で
極
(
き
)
めて仕舞つたら
何
(
ど
)
うです」と梅子は
少
(
すこ
)
し
焦
(
ぢ
)
れつたさうに云つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
焦
(
ぢ
)
れつたいやうな、泣くやうな、變に
熱
(
あつ
)
い
噎
(
むせび
)
を吹きつける。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
とは云へ結局私の仕事は
容易
(
たやす
)
いものではなかつた。幾度か私は彼を
焦
(
ぢ
)
らすよりは喜ばせたいと思つた。私の未來の
良人
(
をつと
)
は私にとつては全世界となりつゝあつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
追ひかけるのを、彼は
焦
(
ぢ
)
らすやうに逃げ廻つた。逃げながら、やがて、家の門口へ来た。
落葉日記
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
泣いても
焦
(
ぢ
)
れても、
死
(
お
)
ちたらお
陀仏
(
おだぶつ
)
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
何とでも怒るなり
焦
(
ぢ
)
れるなりなさいまし。だつてあなたと御一緒にやつて行くにはこれが最上の方法なんですもの、本當に。私は言葉に表はせない位あなたをお愛し申してをります。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
もつともつと好きになれるだらうと思ふ
焦
(
ぢ
)
れつたさ、それとこれとを、どういふ風に処理していいか、これは、彼女にとつて、はつきりさうと云ひ現はすこともできないほどの複雑な問題であつた。
落葉日記
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
焦
(
ぢ
)
れて
頓狂
(
とんきやう
)
に
啼
(
な
)
きさけぶ。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
焦
(
ぢ
)
れて頓狂に啼きさけぶ。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“焦”の解説
焦(しょう)は、西周時代の諸侯国。
『史記』周本紀によると周の武王は神農氏の末裔を焦(現在の河南省三門峡市陝州区)に封じたとある。
『竹書紀年』の記載によると、周の幽王七年(紀元前775年)焦は虢によって滅亡した。
(出典:Wikipedia)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“焦”を含む語句
焦燥
焦慮
焦躁
焦心
焦点
焦立
焦々
焦眉
焦土
焦熱
焼焦
焦死
黒焦
焦茶
日焦
焦茶色
焦臭
焦熱地獄
小焦
麦焦
...