中村正常君は戯曲家として世間の一部に名前を知られてゐる人である。僕は同君の作品を殆どみな読んだが、その世界の狭さには一寸驚いた。狭いだけならそんなに驚かないが、その狭い世界をはつきり掴んでゐるのに驚いた。どの作品も、悉く「ある青年がある少女 …
| 著者 | 岸田国士 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 劇場 演出 演技 |
| 初出 | 「悲劇喜劇 創刊号」1928(昭和3)年10月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
焦