“小焦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こじ60.0%
こじれ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「女を連れてまいるもよいが、出際になって、髪がどうの、帯がなんの、あれが、実に男にとっては、小焦こじれッたいものでござる」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小焦こじれってえから、ちっと嚇かしてやったんですが、案外意気地のねえ野郎で、まったく嘘いつわりは云いませんからどうか勘弁してくれと、真っ蒼な顔をして泣かねえばかりに云うので
探られているようで小焦こじれったくってたまりません、わたしの身に後ろ暗いことがあるようでしたら、ハッキリとおっしゃって下さいな
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小焦こじれったく啖呵たんかを切ったその声に、兵馬はどうやら覚えがあります。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)