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爺
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ぢ
ふりがな文庫
“
爺
(
ぢ
)” の例文
併
(
しか
)
し平八郎の言ふことは、年来
暗示
(
あんじ
)
のやうに此
爺
(
ぢ
)
いさんの心の上に働く習慣になつてゐるので、ことわることは
所詮
(
しよせん
)
出来ない。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「うん。けづな
爺
(
ぢ
)
んごだもな。
酔
(
よ
)
たぐれでばがり居で、一向仕事
助
(
す
)
けるもさないで。今日も町で飲んでらべぁな。うな
は
(
ハ
)
爺んごに
肖
(
に
)
るやなぃぢゃぃ。」
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
唯今この
爺
(
ぢ
)
いが、
眼球
(
めだま
)
を抜きとつて御覧にいれます。
小熊秀雄全集-14:童話集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
雨戸を開けて顔を出したのは、四角な
赭
(
あか
)
ら顔の
爺
(
ぢ
)
いさんである。瀬田の様子をぢつと見てゐたが、
思
(
おもひ
)
の
外
(
ほか
)
拒
(
こば
)
まうともせずに、
囲炉裏
(
ゐろり
)
の
側
(
そば
)
に寄つて休めと云つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
爺
(
ぢ
)
んごぁ、今朝も戻て来なぃがべが。
家
(
え
)
でぁこったに
忙
(
いしょ
)
がしでば。」
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
瀬田は二十五歳で、脇差を盗まれたために、見苦しい
最期
(
さいご
)
を遂げた。村役人を連れて帰つた
爺
(
ぢ
)
いさんが、
其夜
(
そのよ
)
の
中
(
うち
)
に死骸を見付けて、二十二日に領主稲葉
丹後守
(
たんごのかみ
)
に届けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「ぢゃ、うなぃの
爺
(
ぢ
)
んごぁ、酔ったぐれだが。」
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“爺(おじいさん)”の解説
おじいさん(お爺さん/お祖父さん)は、日本語において、直系尊属2親等にあたる男性(祖父)、もしくは高齢の男性を指す一般語として使用される。対義語はおばあさん、または孫息子。
(出典:Wikipedia)
爺
漢検準1級
部首:⽗
13画
“爺”を含む語句
老爺
阿爺
爺様
親爺
父爺
爺々
爺婆
因業爺
爺奴
爺親
狸爺
中爺
山爺
爺樣
好々爺
御爺
国姓爺
花咲爺
爺仁
頑固爺
...