“狸爺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たぬきじじい50.0%
たぬきおやぢ25.0%
たぬきおやじ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といったが、虎松ははらの中で、(チェーッこの狸爺たぬきじじいめ……)と呶鳴どなっていた。
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)
名代の狸爺たぬきおやぢの事だから、いづれは古例の一寸八分より余分にたんと切取つて、その一部が今度七万何千円といふ事になつたのかも知れない。
……やっぱりとぼけているんだ、狸爺たぬきおやじだと、宙は眼の前に醜悪な伯父の姿が立っているような気がした。彼の心は憎悪に燃えた。
倩娘 (新字新仮名) / 陳玄祐(著)