“狸寝”の読み方と例文
読み方割合
たぬきね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたしは終りの花火なんか、あとがさびしいから見ないで、そのねんねこにふっさりと包まれて父の膝に狸寝たぬきねをしていた。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
女の人達が帰ってから、ぼくの狸寝たぬきねをしている部屋に、松山さんと、沢村さんが入って来ました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
でなければ狸寝たぬきね入りをするのであるが、猫は必ずその中間の方法を取り、尾を以て返事をする。
客ぎらい (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)