“遠里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とほざと66.7%
とおさと11.1%
とおざと11.1%
ヲリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしろは、遠里とほざとあはもやいた、なだらかなやまなんです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
また、西村遠里とおさとと申す人の説明に
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
また振返って見れば、山の裾と中空との間に挟まって、宙に描かれた遠里とおざとはてなる海の上に、落ちく日のくれないのかがみに映って、そこにわだかまった雲の峰は、海月くらげが白く浮べる風情。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
右の中、小里は、小里ヲリ出羽守など言ふ、戦国の武人の本貫である。摂津の遠里ヲリ(とほさとではない)小野ヲノなどゝ同類で、折りむ道の意であらうから、りるとは没交渉らしい。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)