“除虫菊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょちゅうぎく83.3%
のみとりぎく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原子爆弾は近代人類の希臘ギリシャ以来の物質の概念を変更した大発明であって、鳥の先生や除虫菊じょちゅうぎくの親玉と比較すべきものではない。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
この家のあるじは、よっぽど白い花が好きと見えて、空地と云う空地には、早咲はやざきの除虫菊じょちゅうぎくのようなのが雪のように咲いていた。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
桑がいいから桑、百合ゆりがいいから百合、除虫菊のみとりぎくがいいから除虫菊——いいものに移るのはいいが、その時の調子で、眼先の景気だけに取られるのはよくない
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)