“除者”の読み方と例文
読み方割合
のけもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何となく除者のけものにされた人の憤懣いきどほりが、むら/\と起って来るのを、彼は如何ともする事が出来なかった。
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)
これは、彼等の友情で、僕は京都にゐたのだから、除者のけものにされても仕方がなかつたのである。
世に出る前後 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
雪がふりつづき、村の人達はみんな炉ばたに集まるのに、ネルロとパトラッシュは除者のけもので、もう用はないのです。隙間の多いあばら家に、ふたりはしょんぼりとおじいさんのお守りをする。