“のけもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
除者38.5%
除物23.1%
度外7.7%
法外7.7%
退者7.7%
除外7.7%
除外物7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、彼等の友情で、僕は京都にゐたのだから、除者(のけもの)にされても仕方がなかつたのである。
世に出る前後 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
子爵と富山との交際は近き頃よりにて、彼等の孰(いづれ)も日本写真会々員たるに因(よ)れり。自(おのづか)ら宮の除物(のけもの)になりて二人の興に入(い)れるは、想ふにその物語なるべし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そりやあ、もう、新平民か新平民で無いかは容貌(かほつき)で解る。それに君、社会(よのなか)から度外(のけもの)にされて居るもんだから、性質が非常に僻(ひが)んで居るサ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
女連(おんなづれ)は同盟して、お光を法外(のけもの)にする。男児連(おとこづれ)は往来毎にお光を窘(いじ)める。併しお光は避け隠れして取り合わぬ。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
などと陰口もあり、彼を、退者(のけもの)にしようとする気配もあった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其間(そのあいだ)別に変った事も無かったが、一旦山𤢖と親しんだという風説が、甚だ此(こ)の青年(わかもの)に禍(わざわい)して、彼は附近の人々から爪弾(つまはじ)きされた。若い者の寄合(よりあい)にも重蔵一人は殆ど除外(のけもの)となって了(しま)った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
というのは、もし津田がいると、ある場合には、彼一人が除外物(のけもの)にされたような変な結果に陥(おちい)るからであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)