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除者
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のけもの
ふりがな文庫
“
除者
(
のけもの
)” の例文
何となく
除者
(
のけもの
)
にされた人の
憤懣
(
いきどほり
)
が、むら/\と起って来るのを、彼は如何ともする事が出来なかった。
奥間巡査
(新字旧仮名)
/
池宮城積宝
(著)
これは、彼等の友情で、僕は京都にゐたのだから、
除者
(
のけもの
)
にされても仕方がなかつたのである。
世に出る前後
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
雪がふりつづき、村の人達はみんな炉ばたに集まるのに、ネルロとパトラッシュは
除者
(
のけもの
)
で、もう用はないのです。隙間の多いあばら家に、ふたりはしょんぼりとおじいさんのお守りをする。
フランダースの犬
(新字新仮名)
/
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー
(著)
愛し
古參
(
こさん
)
の私し共は
除者
(
のけもの
)
の如くに致し
家政
(
かせい
)
を亂し候に付山口惣右衞門は
餘
(
あま
)
りに見兼て
諫
(
いさ
)
め候を
殊
(
こと
)
の外
憤
(
いきど
)
ほり
直樣
(
すぐさま
)
永の
暇
(
いとま
)
を申付其後
新參
(
しんざん
)
の家來を相手に藤五郎藤三郎共を
害
(
がい
)
せんとの
密談
(
みつだん
)
致候を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
良真の積りでは兄である自分が家を継ぐべきなのに、自分丈が氏輝、義元と母を異にして居る為に
除者
(
のけもの
)
にされたのだと、とうとう義元と戦ったが敗れて花倉寺で自殺したという事があった。
桶狭間合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“除”で始まる語句
除
除目
除夜
除外
除虫菊
除夕
除物
除去
除草
除夜詣