“古參”の読み方と例文
新字:古参
読み方割合
こさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ば吉兵衞と改め出精しゆつせいして奉公しける程に利發者りはつものなれば物の用に立事古參こさんの者にまさりければ程なく番頭ばんとう三人の中にて吉兵衞きちべゑには一番上席じやうせきとなり毎日々々細川家ほそかはけ御館おやかたへ參り御用を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かれかれこれこれかげになりてのお指圖さしづ古參こさん婢女ひとあなどらず明日きのふわすれしやうらくになりたるはじようさまの御情おなさけなり此御恩このごおんなんとしておくるべききみさまにめぐはゞ二人共々ふたりとも/″\こゝろ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
愛し古參こさんの私し共は除者のけものの如くに致し家政かせいを亂し候に付山口惣右衞門はあまりに見兼ていさめ候をことの外いきどほり直樣すぐさま永のいとまを申付其後新參しんざんの家來を相手に藤五郎藤三郎共をがいせんとの密談みつだん致候を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)