“除夕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょせき66.7%
ぢよせき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治十年丁丑の年毅堂は慶応以後十余年間の詩文稿を編して梓刻しこくに取りかからせた。自叙の日附には明治丁丑除夕じょせきとしてある。叙に曰く
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
度朔山上の章桃樹下に百鬼を簡閲し、道理なくみだりに人の禍害をす鬼を、荼と鬱と、葦縄で縛りて虎に食わす。故に県官常に臘除夕じょせきを以て桃人を飾り、葦索をれ、虎を門に画くとあり。
此年の暮るゝに至るまで、蘭軒はまた詩を作らなかつた。茶山には数首の作があつて、其中に古賀精里に寄する畳韻の七律三首等があり、又除夕ぢよせきの五古がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)