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除虫菊
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じょちゅうぎく
ふりがな文庫
“
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)” の例文
原子爆弾は近代人類の
希臘
(
ギリシャ
)
以来の物質の概念を変更した大発明であって、鳥の先生や
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)
の親玉と比較すべきものではない。
簪を挿した蛇
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
この家の
主
(
あるじ
)
は、よっぽど白い花が好きと見えて、空地と云う空地には、
早咲
(
はやざ
)
きの
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)
のようなのが雪のように咲いていた。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
草あやめの外には、
芍薬
(
しゃくやく
)
、紫と白と黄の
渓蓀
(
あやめ
)
、
薔薇
(
ばら
)
、
石竹
(
せきちく
)
、
矍麦
(
とこなつ
)
、
虞美人草
(
ぐびじんそう
)
、
花芥子
(
はなげし
)
、
紅白
(
こうはく
)
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)
、皆存分に咲いて、庭も園も色々に
明
(
あか
)
るくなった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それは××
胡同
(
ことう
)
の社宅の
居間
(
いま
)
に
蝙蝠印
(
こうもりじるし
)
の
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)
が
二缶
(
ふたかん
)
、ちゃんと具えつけてあるからである。
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
遠くで
初蛙
(
はつがえる
)
も
啼
(
な
)
いた。白い
除虫菊
(
じょちゅうぎく
)
の花も
咲
(
さ
)
いた。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
“除虫菊”の意味
《名詞》
キク科の多年草。夏に花が咲き、その花に殺虫成分が含まれ、乾燥させ殺虫剤の原料とする。
(出典:Wiktionary)
“除虫菊(シロバナムシヨケギク)”の解説
シロバナムシヨケギク(白花虫除菊、学名:Tanacetum cinerariifolium)は、キク科の多年草である。胚珠の部分に殺虫成分のピレトリンを含むため、除虫菊(ジョチュウギク)の名前でも知られ殺虫剤の原料に使用されてきた。原産地は地中海沿岸であり、セルビアで発見された。
(出典:Wikipedia)
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“除”で始まる語句
除
除目
除夜
除外
除夕
除者
除物
除草
除去
除夜詣