“石竹”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
せきちく	91.2%
なでしこ	5.9%
ピンク	2.9%

せきちく

紅き石竹（せきちく）や紫の桔梗（ききょう）を一荷（いっか）に担（かた）げて売に来る、花売（はなうり）爺（おやじ）の笠の檐（のき）に旭日（あさひ）の光かがやきて、乾きもあえぬ花の露鮮（あざ）やかに見らるるも嬉し。

銀座の朝 (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

なでしこ

「秋さらば見つつ偲（しの）べと妹が植ゑし屋前（やど）の石竹（なでしこ）咲きにけるかも」（巻三・四六四）と作っているが、共に少し当然過ぎて、感に至り得ないところがある。

万葉秀歌 (新字新仮名) ／ 斎藤茂吉(著)

ピンク

水そばの苹果緑（アツプルグリン）と石竹（ピンク）

『春と修羅』 (新字旧仮名) ／ 宮沢賢治(著)

“石竹”の意味

《名詞》

ナデシコ科の多年草。中国原産。からなでしこ。
(出典:Wiktionary)

“石竹（セキチク）”の解説

Dianthus chinensis
Dianthus chinensis
セキチク（石竹、英名：China pink、学名：Dianthus chinensis L.）は、ナデシコ科ナデシコ属の観賞目的で花壇、鉢物及び切り花用に栽培される多年草。葉が竹に似ていることからこの名がついたといわれている。
(出典:Wikipedia)

石	常用漢字 小１ 部首:⽯ 5画
竹	常用漢字 小１ 部首:⽵ 6画