“なでしこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
撫子87.9%
瞿麦10.1%
石竹2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女郎花おみなえし撫子なでしこそれから何というか紫のまるい花と白とエンジ色のまことにしゃれた花と。それがコップにさして机の上にあります。
ふと、寝がえりを打つと、すぐ自分の鼻の先に、撫子なでしこに似た真っ赤な花が咲いていた。それは、都人みやこびとの彼には、名も知れない花だった。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
所謂七種は胡枝花はぎすゝきくず敗醤花をみなへし蘭草ふぢばかま牽牛花あさがほ瞿麦なでしこである。わたくしの嘗て引いた蘭の詩二首の一は此七種の詩中より取つたものである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
瞿麦なでしこの種をとろうとしましたら、根がすっかり無くなっておりました。それから呉竹も一本倒れました、よく手入れを
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「秋さらば見つつしのべと妹が植ゑし屋前やど石竹なでしこ咲きにけるかも」(巻三・四六四)と作っているが、共に少し当然過ぎて、感に至り得ないところがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
石竹なでしこもにくゝはあらねど丈夫の見るべき花は夏菊の花
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)