石竹なでしこ)” の例文
「秋さらば見つつしのべと妹が植ゑし屋前やど石竹なでしこ咲きにけるかも」(巻三・四六四)と作っているが、共に少し当然過ぎて、感に至り得ないところがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
石竹なでしこもにくゝはあらねど丈夫の見るべき花は夏菊の花
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)