“蠕虫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うじ25.0%
うじむし25.0%
ぜんちゅう25.0%
ぜんちゆう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蠕虫うじ、バクテリヤ、泥と人
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
どうしてあのうつとりするやうなきれいな活きものを造つたのだらう! 彼が其の魔法の杖ではれば、みぢめな毛虫も、腐つた木の中の蠕虫うじむしも不思議に立派に仕上げられるのだ。
彼等の趣味に取ってみれば、自由詩は軟体動物のようなもので、どこにもしっかりした骨組みがなく、柔軟でぐにゃぐにゃしているところの、一の醜劣な蠕虫ぜんちゅう類にすぎないだろう。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)