“うじむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛆虫91.9%
蛆蟲3.2%
1.6%
蠕虫1.6%
蠢蟲1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ暗い暗い、このとおり世の中は真っ暗だ。——聞けよ、蛆虫うじむしたち、この禰衡だけは、汝らとちがって、反逆者の臣ではないぞ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ロレ ほい、其許そのもとか! さらばはうが、あしこのあの炬火たいまつは、ありゃなんでおじゃる、蛆蟲うじむし髑髏どくろむなしうてらすあのひかりは? かうたところ、カペル廟舍たまやまへぢゃが。
うじむしみたいにふえるし、町人は、唯物ゆいぶつ生活に行き詰って、刹那せつな主義に傾くし、役人の頭はぼけていて、為すことを知らない間に、足もとをつけ込んで、押込み、かたり、辻盗り、殺人、社会悪は
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうしてあのうつとりするやうなきれいな活きものを造つたのだらう! 彼が其の魔法の杖ではれば、みぢめな毛虫も、腐つた木の中の蠕虫うじむしも不思議に立派に仕上げられるのだ。
取て引擔ひきかつ斗筋打もんどりうた投付なげつけるに今一人も張倒はりたふ蹴返けかへながら發打はつたと白眼にらみ汝等二人は晝日中追落しする不屆者直樣すぐさま捕へ宿場へ連れ立ち御法通りにして呉ん首は入らぬか蠢蟲うじむしめと罵りければ惡徒共此勢に恐れけん尻込しりごみして只眞平御免まつぴらごめんわびるにぞ夫なら今日はゆるして呉んと言捨いひすてて是は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)