“よそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
予想50.0%
余艘12.5%
預想12.5%
想像6.3%
舁送6.3%
豫想6.3%
輿窓6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神官しんかん祭壇さいだんにこう祈祷きとうしたが、あのハズミで飛んだ一ぺん木太刀きだちが、まッたく予想よそうもせぬ風雲ふううんを地上からむかえにいったものになろうとは、おそらく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きたるべき悲劇はとうから預想よそうしていた。預想した悲劇を、なすがままの発展に任せて、隻手せきしゅをだに下さぬは、ごう深き人の所為に対して、隻手の無能なるを知るがゆえである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二回目平林氏の作中、舟木新太郎と想像よそうされる人間が、貼紙をして立ち去った件は、どうにも解釈に苦しみました。つまり、どうれを受けついで、どう展開してよいものかと苦しんだ訳です。
「廿五日。晴。津山氏へ長女道具送り遣す。房助卯三郎両人にて三度に舁送よそうす。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
去年ノ秋、書斎ノスタンドヲ螢光燈ニ改メタノモ、実ハイツカハコウイウ機会ガ来ルデアロウヿヲ豫想よそうシタカラナノデアッタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
輿窓よそうヨリ来路ヲ回顧スレバすなわち島嶼皆烟雨えんう微茫びぼうノ間ニアリ。依依トシテ相送ル者ノ如シ。高城ノ駅ニ到レバすなわち灯既ニ点ズ。コノ夜雨。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)