犯人はんにん)” の例文
王さまは召使めしつかいをよびだして、きびしくしかりつけました。そして、もしあしたまでに犯人はんにんの名をいうことができなければ、おまえを犯人と考えてばっするぞ、と、おどかしました。
犯人はんにんはウィスキイの相手あいてをしていたが、むろん、自分じぶんまずに老人ろうじんにだけませた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
屋内おくないはべつに取乱とりみだされず、犯人はんにんなにかを物色ぶっしょくしたという形跡けいせきもないから、盗賊とうぞく所為しょいではないらしく、したがつて殺人さつじん動機どうきは、怨恨えんこん痴情ちじょうなどだろうという推定すいていがついたが、さて現場げんばでは
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)