“契機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいき50.0%
きっかけ33.3%
モーメント16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
個々の要因や契機けいきをとらえて、それが発生する以前には全然国家はなく、それ以後だけに国家があるというようにいうことはできない。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
終戦後、わが国では食糧飢餓を契機きっかけに、生活不安、思想の動乱の結果、再び新しく「唯物史観」、「経済史観」が、見直されつつあります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
即ち其れ丈けの程度に於て必ずヘーゲルの所謂擧揚アウフヘーベンされたる契機モーメントとして將來の人文中に永久に生きて行くべき者であると私は信ずるのであります。併唯其れだけの程度だけである。
懐疑思潮に付て (旧字旧仮名) / 朝永三十郎(著)