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鯉
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り
ふりがな文庫
“
鯉
(
り
)” の例文
私も子供の
鯉
(
り
)
が死んだ時には、せめて外棺ぐらい作ってやりたい気がしないでもなかった。しかしついに内棺だけですますことにしたのだ。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ある晩さんざつないで下りてきた
鯉
(
り
)
かんさんがいった。事実「両国八景」を目一杯にやって、そのあと
声
(
こわ
)
いろまでやって下りてきたこの人だった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
何様
(
どう
)
いう仔細あって聖人が子まであった夫人を去られたか、それはそれがし不学で未だ見及ばず聞及ばぬが、孔子は年十九にして
宋
(
そう
)
の
幵官氏
(
けんかんし
)
を
娶
(
めと
)
られ、其翌年に
鯉
(
り
)
字
(
あざな
)
は伯魚を生ませたもうたのである。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
初代三好の卑しくも美しき高座、
万橘
(
まんきつ
)
の、あの狐憑きの気ちがい花のように狂喜
哄笑
(
こうしょう
)
するところ。「八笑人」のなかのひとりがぬけだしたかと思われる
鯉
(
り
)
かんが鶯茶の羽織。——
随筆 寄席風俗
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
陳亢
(
ちんこう
)
、
伯魚
(
はくぎょ
)
に問いて曰く、子も亦異聞あるかと。対えて曰く、未だし。嘗て独り立てり。
鯉
(
り
)
趨
(
はし
)
りて庭を過ぐ。曰く、詩を学びたるかと。対えて曰く、未だしと。詩を学ばずんば、以て言うことなしと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
歌六だの圓太郎だの
鯉
(
り
)
かんだの、その鯉かんはよく鶯茶の羽織をぞろりと着て
随筆 寄席風俗
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
米洗いとか竹スとか
砧
(
きぬた
)
とか
錣
(
しころ
)
とかの寄席囃子を聴き、当時はいまだいまだ正統派な軽妙江戸前のが多々といた万橘三好、
鯉
(
り
)
かん、勝次郎、枝太郎、歌六などの音曲師のうたう市井の俗歌を耳にすると
わが寄席青春録
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
“鯉(コイ)”の解説
コイ(鯉、学名:Cyprinus carpio)は、コイ科に分類される魚の一種である。比較的流れが緩やかな川や池、沼、湖、用水路などにも広く生息する大型の淡水魚。
コイの語源は体が肥えていることまたは味が肥えていることに由来するという。別名はマゴイ、ノゴイ(後述のように体高の低いコイのグループがありノゴイはその呼称でもある)。
(出典:Wikipedia)
鯉
漢検準1級
部首:⿂
18画
“鯉”を含む語句
鯉口
緋鯉
鯉幟
池鯉鮒
鯉魚
真鯉
鯪鯉
金鯉
五月鯉
鯉口半纏
鯉丈
鯉汁
鯉屋
滝亭鯉丈
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鯉鮒
鯉魚庵
鯉川
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