“メグ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:めぐ
語句割合
25.0%
16.7%
16.7%
16.7%
8.3%
8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この珍貴ウヅ感覺サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみに充ちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。郎女は、塗香ヅカウをとり寄せて、まづ髮に塗り、手に塗り、衣を薫るばかりに匂はした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
家山、コウベメグラセバ三千里
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ショウメグッテ青梅ヲロウ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ショウメグッテ青梅セイバイロウス……
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其に入りこみの多い池をメグらし、池の中の島も、飛鳥の宮風に造られて居た。東のナカカド、西のナカカドまで備つて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
帷帳トバリメグらした中は、ほの暗かつた。其でも、山の鬼神モノ、野の魍魎モノを避ける為の灯の渦が、ぼうとハリに張り渡した頂板ツシイタユラめいて居るのが、たのもしい気を深めた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
忍ヶ岡ハ其ノ東北ニ亘リ一山皆桜樹ニシテ、矗々タル松杉ハ翠ヲ交ヘ、不忍池ハ其ノ西南ヲメグル。満湖悉ク芙蓉ニシテ裊々タル楊柳ハ緑ヲ罩ム。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
くすり師は常のもあれど、マラ人のイマのくすり師 たふとかりけり。メグしかりけり(佛足石の歌)