“がこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
餓虎44.4%
33.3%
画虎11.1%
鵞湖11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気がかれます故、新兵衞は突然いきなり一分銀いちぶぎんを一掴みパラ/\と撒付まきつけますと、それ金が降って来たと、餓虎がこの肉を争う如く金を拾わんと争う間を駈抜けて文治の前へまいりまして
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
俺と日頃仲よしの兄弟分——いさぎよい白無垢の羽衣に着かえた雷鳥さん夫婦に、ほんの片袖がこいの貧しい宿を貸して、何かと寝物語りにふけりながら、お互に身も心も温め合うのが
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
療治に招かれて病家へ行っても、そこに画虎がこの軸でもあれば、いい心持になって熱心に療治するのであった。
本年十月三日枕山先生、昆渓翁、雪江、蘆洲、柳圃りゅうほ董園とうえんノ諸先輩及釈智仙、琴抱ノ二師ト同ジク有明楼ニ会シともニ絶筆ノ韻ヲ次ギ鵞湖がこ画ク所ノ肖像一幅ヲ壁間ニケ酒肉ヲ供ヘテ奠儀てんぎヲ行フ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)