“かこみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.7%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山桜やまざくらも散ってたけのこが出る四月の末、熊本城のかこみけたので、避難の一家は急いで帰途に就いた。伯父の家から川にうて一里下れば木山町、二里下ると沼山津ぬやまづ村。今夜は沼山津とまりの予定であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
(わらべも雪中にはわらくつをはくこと雪国のつねなり)さて雪をあつめて土塀とへいを作るやうによほどのかこみをつくりなし、そのあはひにも雪にてかべめく所をつくり、こゝに入り口をひらきてとなりいへとし
雪のかこみが、たやすく得べきにあらざる勝利かちをノヴァーラ人に與ふるなからんため糧食かてを身のかためとなせといへ —六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)