“囲(まわり)” の例文
旧字:圍
燈(ひ)の消えたその洗面所の囲(まわり)が暗いから、肩も腰も見えなかったのであろう、と、疑(うたがい)の幽霊を消しながら、やっぱり悚然(ぞっ)として立淀(たちよど)んだ。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はじめ彼を診察した博士は彼の膝蓋骨を叩き、彼の脚が急にひどい運動をするのを囲(まわり)にゐた医学生達に示して神経衰弱もあると診断した。