“範囲”のいろいろな読み方と例文
旧字:範圍
読み方割合
はんい89.5%
かぎり5.3%
カテゴリイ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俗官ぞっかん汚吏おりはしばらくさしおき、品行正雅の士といえども、この徳沢とくたく範囲はんいを脱せんとするも、実際においてほとんどよくすべからざることなり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
提灯の光の届く範囲かぎりの、茫と明るい輪の中へ、しきりに降り込む粉雪が、縞を作って乱れるのを、鋭いその眼で見詰みつめてはいるが、それは観察しているのではなく、無心に眺めているのであった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「あんたが、うぬぼれなければねえ。でも、あんたのようなお化粧は、お化粧の範囲カテゴリイを通り越しているわ。化粧ばけしょうだわ。」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)